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平成30年度「第4回 黒田チカ賞」選考結果報告

2019年3月6日更新

平成30(2018)年度「第4回 黒田チカ賞」選考結果報告

黒田チカ賞選考委員会委員長
お茶の水女子大学 理学部長 山田眞二

第4回黒田チカ賞選考委員会は慎重に審議を行った結果、下記の2氏を、黒田チカ賞候補者として本学学長に推薦し了承を得ました。

  • 「黒田チカ賞」設立趣旨についてはこちらをご覧下さい

黒田チカ賞

甲畑 宏子 氏
(東京医科歯科大学統合研究機構研究基盤クラスター生命倫理研究センター助教)

業績「若年女性における遺伝学的リスクに関連する影響と社会的要因の探索及びリスクコミュニケーション手法の確立」

甲畑氏は、学位取得後東京医科歯科大学で生命倫理研究センターの助教として生命倫理に関わる教育と研究に従事するとともに、遺伝カウンセラーとしても臨床と研究、そして医療関係者や一般社会への遺伝教育などの面で幅広く活躍している。特に、遺伝性の女性特有の癌に関連した調査研究は高く評価されており、今後益々の活躍が期待される若手女性研究者である。
以上のことから、本選考委員会は、甲畑氏は黒田チカ賞を授賞するに相応しいと判断した。

黒田チカ賞

松村 実生 氏
(愛知学院大学薬学部薬化学講座 講師)

業績「16族典型元素化合物の創成と反応開発に関する研究」

松村氏は、これまで有機化学の分野ではあまり利用されてこなかった16族後周期典型元素化合物の創成とその有機合成化学への利用に関する研究を行っている。着任後の5年間ですでに多くの成果を挙げ、多数の論文発表および国内外での学会発表を行っている。松村氏は、有機合成化学のみならず、構造化学、分光学、計算化学も取り入れることで研究の幅を広げており、今後益々の活躍が期待される若手女性研究者である。
以上のことから、本選考委員会は、松村氏は黒田チカ賞を授賞するに相応しいと判断した。

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