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2024年度「第9回 辻村みちよ賞」選考結果報告

2025年2月18日更新

辻村みちよ賞選考委員会委員長
お茶の水女子大学 生活科学部長 飯田 薫子

第9回辻村みちよ賞選考委員会は慎重に審議を行った結果、下記の方を辻村みちよ賞候補者として学長に推薦し、了承を得ました。
「辻村みちよ賞」設立趣旨についてはこちらをご覧ください

辻村みちよ賞

飯島 陽子 氏
(工学院大学先進工学部教授)

業績「食品の品質評価におけるフードメタボロミクスによる分析化学的展開」

 飯島氏の学位取得時の研究テーマは食品素材における香気成分分析やその生成メカニズムについて、分析化学的、有機化学的アプローチで明らかにするものでした。またその後のアメリカ留学にて、植物香気に関わる生合成の解明のため分子生物学的、生化学的手法を習得し、学術論文や特許などの研究成果もあげました。帰国後は、トマトを中心とした食材の品質評価のため、網羅的成分分析を基盤としたメタボローム解析技術を構築し、多くの業績を挙げ、企業との共同研究や学会等での招待講演を通じて、その研究手法が高く評価されています。その他にも、食品学、食品分析学に関わる教科書や著書の執筆、多くの学会活動など、学界をリードする女性研究者として広く活動しています。辻村みちよ博士は、お茶の水女子大学の食品化学研究室の初代教授としてこの分野の研究教育の礎を築かれました。飯島氏はその流れを引き継ぎながら、遺伝子情報や食品成分の網羅的解析(オミクス)から得られる膨大なデータを用いた「フードメタボロミクス」という概念へと発展させました。
 以上のことから、本選考委員会は、飯島氏の顕著な業績は辻村みちよ賞授賞に誠に相応しいと判断しました。

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