学生の声を聴く
服田 昌之(人間文化創成科学研究科研究院 基幹部門 自然・応用科学系 准教授)
授業を担当するにあたっては、学生が何を身に付けてくれるかを考えて、科目全体の構成から各回の具体的内容までを組み立てるように心がけています。そのためには学生のニーズや到達度を知る必要がありますが、授業評価アンケートからは本音の部分が見えません。
そこで、4年生や大学院生から、かつて受講した授業について忌憚のない意見をいただくことにしています。関連のありそうな科目と重なる内容が無いかどうかといった単純な事前準備から、授業内容や進め方はどうだったのか、今にして思えば意義のある授業だったのかといった根本的なことまで、厳しくも温かい評価を聞かせてもらい、改善に反映しています。的を射た建設的な批判が多く、助かっています。
本音を言える関係を学生と結べるということは、学生にとっても、授業以上に大切なことかも知れません。
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