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2017年6月19日更新
大学院ライフサイエンス専攻生命科学領域博士後期課程2年の菅原京加さんが、2017年6月16日(金)~17日(土)に三重県総合文化センターにおいて開催された第49回日本結合組織学会学術大会でYoung Investigator Awardを受賞しました。この賞は、本学会学術大会において優秀な発表を行った若手研究者(40歳未満)6名に授与されます。賞状を持っています中央の方が、菅原さんです。
菅原さんが受賞した発表演題は、「マウス神経芽腫細胞株Neuro2aの極性決定におけるビトロネクチンの役割」です。細胞接着タンパク質ビトロネクチンは、血漿中に豊富に存在し、血液凝固、線溶系の制御機能が知られています。近年、中枢神経系においても発現することが明らかになり、その機能解明が待たれています。菅原さんは、神経芽腫細胞株Neuro2aを神経分化のモデル系として使用し、ビトロネクチン及びその受容体がその神経突起形成を担っていることを明らかにされました。
http://www.medic.mie-u.ac.jp/pathol_matrix/jsmbm2017/
日本結合組織学会は、動物の組織を支える細胞外マトリックスの多様な機能を明らかにすることを目指しています。細胞外マトリックスとしては、コラーゲンやヒアルロン酸が良く知られています。さらに、細胞外マトリックスは、再生医療における組織の再生に密接に関わっているとして、注目を集めている学会です。
https://jsmbm.org/(新しいウインドウが開きます)