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本学独自奨学金「お茶の水女子大学予約型奨学金（みがかずば奨学金）」授与式を開催

2011年5月10日更新

　平成23年4月28日（木）、「お茶の水女子大学予約型奨学金（みがかずば奨学金）」の授与式を開催しました。
　この奨学金は、お茶の水女子大学へ入学を希望する受験生に対して、入学後の生活の目処をたててもらうことを目的として、平成23年度に新たに設立されたものです。
　対象者は、@日本の高等学校又は中等教育学校を卒業見込みの者（現役生対象）A当該年度の4月に本学学部1年生に入学する予定の者で、本学に強く入学を志望する者B成績、人物とも優秀（調査書の学習成績概評がＡ以上の者）で、大学進学において経済的支援が必要と認められる者です。奨学金は、学部1，2年次に各30万円を支給します。
　平成23年度は、入試前に出願し内定を得た者の中から、本学に入学を果たした19名の学部1年生が奨学金受賞者として採用されました。
　式典では、学部長等の関係教員臨席のもと、羽入学長から受賞者一人一人に賞状が授与されました。また受賞者の中から各学部の代表が、今後の学修や学生生活に関する意気込みについて挨拶を述べました。
 

受賞学生の挨拶

　満開の桜の下での入学式を終え、早くもつつじが美しい今日、こうしてみがかずば奨学金授与式に臨ませていただきますことを大変光栄に思い、また身の引き締まる思いでおります。
　未だ震災の爪痕が色濃く残る中、こうして無事に活気に満ちた大学生活を送れますことに深く感謝し、みがかずば奨学金設立にご尽力いただいた大学並びに関係者の方々に厚くお礼を申し上げたいと思います。
　また、予約型奨学金という画期的制度により、経済的不安なく大学に進学することができました。学費の心配をすることなく学問や課外活動に打ち込める、このような機会を与えていただいたことに改めて深く感謝申し上げます。長引く不況に加え、今回の震災の影響で経済的に困窮する多くの後輩たちにとっても、この制度が力強い支えとなることを確信しています。
　思えば、私の母から本学の卒業生である、母の恩師の素晴らしい人となりを聞き、初めて本学に憧れたのは中学生の時でした。あれから様々な紆余曲折を経て、ようやく念願のお茶大生となることができました。そして初代みがかずば奨学生として謝辞を読ませて頂く今、私が憧れた先輩のように、才知に富み、強い意思と人を気遣えるたおやかさを身につけた女性となり、後の後輩が憧れる背中となれるよう勉学に励み、「みがかずば」の名の如く、自分自身の原石を磨いてまいりたいと思います。
　最後になりますが、羽入学長先生をはじめ、諸先生方におかれましては、温かく、そして厳しくご指導いただき、わたくしたちの成長を見守っていただきますことを心よりお願い申し上げ、謝辞とさせていただきます。

平成23年4月28日　
文教育学部人文科学科
1年　　麻生　靜

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