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2011年10月25日更新
2011年3月、小石川寮のとなりに完成した新寮「お茶大SCC」(お茶の水女子大学Student Community Commons)が、グッドデザイン賞(住宅部門)を受賞しました。
グッドデザイン賞は、 公益財団法人日本デザイン振興会が主催する日本で唯一の総合的なデザイン評価?推奨制度で、世界でも有数の歴史と実施規模を誇るものです。
新寮「お茶大SCC」は、人間文化創成科学研究科元岡展久准教授、鈴木杏理さん(大学院人間文化創成科学研究科博士前期課程ライフサイエンス専攻)、河野泰治アトリエの共同による基本設計にもとづいて建設されました。
この新寮は学生が共に生活し、共に成長する場所として設計された新しいルームシェア型の学生寮です。
個性豊かな学生たちの人間関係の中で、自立性と協調性をもった人格を育む場所として、個室と共有スペースを兼ね備えた「ハウス」が整備されました。
その「ハウス」を単位とし、1つのハウスに5名の学生が生活するという新しいタイプの学生寮です。充実した寮生の支援のプログラムも魅力となっています。
長い歴史を誇るグッドデザイン賞ですが、大学の学生寮が受賞したのは、「お茶大SCC」を含めわずか2件しかありません。
審査員からは、「学生寮として、集団で生活することの社会的な意味を、平面計画に積極的に提案している点を評価したい」との講評をいただきました。