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2012年11月13日更新
大学院人間文化研究科博士後期課程を平成19年3月に修了された中村英代さんが(現:浦和大学短期大学部特任准教授)が、「第11回日本社会学会奨励賞(著書の部)」を受賞しました。
2012月11月3日、4日に札幌学院大学開催された、第85回日本社会学会大会総会にて表彰式が行われました。
『摂食障害の語り ――〈回復〉の臨床社会学』新曜社(2011年10月出版)
摂食障害(拒食症?過食症)で苦しんでいる方は沢山いるのに、回復方法はわからない。そんななか、中村さんは、「人々はどのように回復しているのか」という問いを立て、回復した方にインタビューを行い、回復過程を明らかにしました。社会学の立場から、摂食障害を取り巻く社会環境も考察されています。
「本書は、お茶の水女子大学大学院に提出させていただいた博士論文がベースになっています。
過食や嘔吐で苦しんでいる方や一般の方にも読んでいただけるようにリライトを重ねてきましたが、この度は、このような立派な賞をいただき、大変、嬉しく思っています。お茶の水女子大学大学院時代にお世話になりました先生方、先輩方、ありがとうございました。そして、後輩のみなさまの今後の多方面でのご活躍、期待しています!」
中村さんご自身による受賞の言葉は、新曜社HPよりご覧になれます。
新曜社通信, 日本社会学会奨励賞受賞 中村英代 著 『摂食障害の語り』
また、ご著書の一部は、こちらのページから読むことができます。
新曜社, 中村英代 著『摂食障害の語り――〈回復〉の臨床社会学』目次
日本社会学会については、こちらをご覧ください。
日本社会学会 HP
授賞式の様子。左が中村英代さん