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文教育学部グローバル文化学環の陸前高田市「地域研究実習II」報告書 「聞き取りからみえる東日本大震災」が東海新報で紹介されました

2014年2月24日更新

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奇跡の一本松

本学文教育学部グローバル文化学環が実施している陸前高田市「地域研究実習II」報告書「聞き取りからみえる東日本大震災」が岩手県地元紙「東海新報」(2014年2月22日?土曜日 掲載)で紹介されました。

学生達と教員は実習アシスタントとともに、2011年から米崎小仮設住宅集会所での「コミュニティ?カフェ」の企画?運営の手伝いを行っています。1年度目(2011年度)は、2011年10月から計3回訪問し、現地での実習活動を展開しました。2年度目(2012年度)は、2012年5月から計4回訪問し、延べ12日間の聞き取りが実施されました。この聞き取りは、米崎小仮設住宅自治会長から「見知らぬ人やメディアにあれこれ聞かれたり、通り一遍のアンケートに答えるより、気心の知れた学生さんに堅苦しくない雰囲気の中で聞き取りを行ってほしい」との依頼を受け、実現したものです。

学生達は聞き取った内容を
 ① 震災当日の体験
 ② 被災後の行動
 ③ 避難所での生活
 ④ 仮設住宅での生活
 ⑤ 伝えたいこと?教訓
の5項目に分け、報告書にまとめています。

被災者の方々の体験を聞き、書き起こしただけではなく、「聞き取り」をめぐる課題や学生による海外での活動報告も盛り込まれた内容の濃い1冊となっています。また、自治会長からは「当事者でない第三者の目から見て、初めて分かることもある。忘れかけていた教訓や原則も浮かび上がってきた」とのコメントとともに、本報告書を防災計画への提言書などの作成の参考にしたいとの考えも示されています。

※岩手県地元紙「東海新報」(2014年2月22日?土曜日 掲載)より一部引用

関連ページについてはこちらをご覧ください。
  • photo2011年度「地域研究実習III」報告書
            地域を越えて復興を考える
  • photo2012年度陸前高田市「地域研究実習II」報告書
            聞き取りからみえる東日本大震災