|
|
色・音・香5
情緒と発達の心理学 |
クラス
|
全学科 |
履修年次 |
1 〜 4年 |
授業形態 |
講義 |
単位数 |
2.0 |
学期 |
前期 |
曜日 |
水曜 |
時限 |
1.0〜2.0 |
教室 |
共通講義等2号館
101室 |
H奇数年度開講 |
|
|
色・音・香 5 情緒と発達の心理学:高濱 裕子 [生活科学部 人間生活学科 発達臨床心理学] |
|
LA科目を担当して |
この科目は1年生から4年生までを対象としている、というところが一番難しい点ですね。やはり1年生には少し難しく感じられるようですので、授業中の反応をみて少しあやしそうな時にはわかりやすいように補足を入れたりして対応しています。また、コメントシートを参考に必ず授業でフィードバックを行っています。
この科目のタイトルでもある「情緒」(感情、情動)というものは、今まで心理学という学問の中では認知や理性と対立するものとして扱われ、きちんと取り上げられてきませんでした。しかし、近年、情緒が理性や認知と対立するものではなく、むしろそれらと協調的に結びついて人間の適応を支えるものと考えられるようになってきています。さらに生物学的機能や社会的機能といった視点からも、再検討されるようになりました。そういう意味で、この学問は幅広い分野に活用できるものです。ですから、専攻の分野を問わずに受講していただきたい科目ですね。 |
|
学生の皆さんへ |
人生の中で彩りを与えているものは、「情緒」です。それを楽しみながら勉強していただいて、人生を豊かにしていっていただければと思っています。 |
|
授業(潜入ルポ?!) |
この科目は心理学の中でも「情緒(感情)」に重点を置いた、珍しい科目です。
講義はパワーポイントがメインに、それについて皆で考える、ミニ心理テストをしてその結果を解説する、時に実際の事例を演じて(追体験?)みる、と様々な手法が使われます。もちろん、今までに科学的に解明されている(理知的な)情報をふんだんに紹介してくださり、それについて「情緒」がどう関わるのかということを説明してくださいますから、どのような事例にそれら対立するものが、どのように関わっているのか、ということを考えることができるのです。
取材の後、当日の講義を振り返りながら、先生がこの取材のために用意してくださった過去の授業での配布資料をチェックしましたが、改めてこの学問領域の広さに驚きを禁じえません。
様々な分野に影響を及ぼす「情緒」の深淵の縁に触れることのできる授業でした。 |
|
取材(文・写真):教育企画チーム 野口香織 |
|