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ことばと世界6 海外の文学 |
クラス
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全学科 |
履修年次 |
1 〜 4年 |
授業形態 |
講義 |
単位数 |
2.0 |
学期 |
後期 |
曜日 |
水曜 |
時限 |
1.0〜2.0 |
教室 |
共通講義棟1号館
204室 |
読替 |
外国文学
(基礎講義科目) |
H奇数年度開講 |
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ことばと世界6 海外の文学:
宮尾 正樹 [文教育学部 言語文化学科 中国語圏言語文化] |
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LA科目を担当して |
この科目は基礎講義の「外国文学」をLA科目に移行したものです。LAで「ことばと世界」という系列になりましたので、社会 - アクチュアルな世界 - とことばのような、テーマに特化した授業、普通に本を読んでいては触れないことを紹介する、ですとかを試みています。また「学生に授業に参加してもらう」ということにも挑戦しています。例えば、母国語以外で文章を書いてみる、とかいったことですね。
LAの科目は専門外のこともやることになりますが、自分の専門の周辺を見ることが、実際に自分の専門をやる上でも大変勉強になります。
ただ残念なのは、系列の意図が学生になかなか伝わらないことですね。 |
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学生の皆さんへ |
世の中にはいろいろな世界があります。それを知ってほしいと思いますね。
文章の世界では、自分自身のことばで書くことがよいとされる風潮、いわゆる母語神話というものですが、そういったものがあります。しかし、他のことばで書くことは不幸なことでしかないのでしょうか? 母語の外で書くこと(エクソフォニー)で異なる視点、多角的な見方を獲得する可能性はないでしょうか。非母語話者の介入によって言語が変容するということもあるでしょう。授業では、少数者、弱者の策略としてのエクソフォニーという見方を検討してみたいと思います。それを通じて、状況の中で主体的に生きるとはどういうことなのか、ということにまで皆さんが思いを馳せてくれれば本望です。 |
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授業(潜入ルポ?!) |
この日は朝鮮・台湾の近代文学を、その歴史を背景に読んでいくというものでした。
近代日本と東アジアの関係や、それによる双方での意識変化など、東アジアの人たちが日本語で書いた小説を講読しながら、そういった文章が生み出された背景に迫り、人間の深淵をほんの少しですが垣間見ることになり、深く考えさせられる授業でした。 |
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取材(文・写真):教育企画チーム 野口香織 |
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