LA|現場の声|ジェンダー 23 開発・社会変動とジェンダー
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石塚 道子教授
        
ジェンダー 23 開発・社会変動と
ジェンダー(演習)
クラス
 全学科
履修年次  1 〜 4年
授業形態  演習
単位数  2.0
学期  前期
曜日  月曜
時限  3.0〜4.0
教室  文教育学部1号館
 304室
読替  教職総合演習
毎年開講
ジェンダー 23 開発・社会変動とジェンダー(演習): 石塚 道子 [文教育学部 グローバル文化学環]
LA科目を担当して
 この科目では1冊の本を基礎にして、ジェンダー研究とはどういうものなのか、ということについて網羅\的に進めています。
 この「ジェンダー人類学を読む:宇田川妙子・中谷文美」は、文献紹介的な要素のある本なんです。これをベースに、問題提起→仮説→データのとりまとめ→仮説の検証→結論、というような形で、ジェンダーというのはこういった研究である、ということを学んでいっています。
 発表者が担当部分を読み込んで、レポートを作成し、発表する、それに対して討論をするといったことを主体でやっています。きれいにまとめるだけではなく、議論の誘い水が作れるか、参考文献を自分で探して読んでくるか、といったところがポイントでしょうか。
 結構活気があって、強い興味を示してくれていてうれしいですね。
学生の皆さんへ
 ジェンダーとは「差異の多様性」でもあります。この概念を持っているということは、学術的に有効なだけではなく、人生の武器にもなります。
 自分のことを考えるときに、「女性という枠にはめられている自分」を考えることができるようになってほしいと思っています。
授業(潜入ルポ?!)
 今回の内容(14章)は、カミングアウトした男性の方の章で、学生にはちょっと身近にはいない人の文章です。
 世の中には色々な人がいて、それぞれの価値観がある。性別、年齢、生まれた環境に育った環境。「普通」といわれることばの不確かさと暴力性に思いをはせてしまいます。
 その後、グループに分かれて討論をしていきます。先生はすべてのグループの討論に参加し、じっくりと皆の意見を引き出していました。
 まだまだ世の中は「ジェンダー」という言葉を誤解している。それを払拭する次代の旗手は彼女たちかもしれない。討論を見学しながら、そんなことがふと、浮かんできた授業でした。
取材(文・写真):教育企画チーム 野口香織
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