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令和5年度 第6回アバナード寄附講座

2024年1月29日更新

お茶の水女子大学SDGs推進研究所×アバナード寄附講座

学生が書くWEB原稿

2023年11月14日 第6回
担当ライター:青木安彌

「ローコードアプリ開発の本格始動と床に座ったワークショップ」

こんにちは! お茶の水女子大学生活科学部4年、アバナード寄附講座学生スタッフの青木安彌です。アバナード寄附講座第6回目の授業(11月14日)では、『アプリ作成のためのローコード講座(第1回)』と、『ストーリーボードの作成』という2つのワークを行いました。ストーリーボードの作成とは、前回の授業までに各グループが設定した「SDGsの取り組む課題(食ロス?プラごみ?防災)」についてより考えを深めるために、思いついたアイデアをイラストや言葉を使ってストーリーで説明していく作業です。「SDGsの課題をアプリを使って解決する」という本講座の目的を達成するために、今回の2つのワークは必要不可欠なものです。また、以前までの「有識者の話を聞いて知識を吸収する」授業とは異なり、自らが積極的に作業していくことが多くなり、受講生の目もいつもより一層キラキラしているように思えました。

第1回ローコード講座

本講座では、SDGs解決のためのアプリはローコード開発プラットフォームであるMicrosoft Power Appsを用いて作成します。ローコードとは、ゼロからコーディングを行うよりも、少ないプログラムコードでアプリが開発できるという手法で、プログラミングに関する専門知識をそれほど必要としないことが特徴です。今回の授業は全6回のローコード講座の初回でした。講師はアバナードの優れたエンジニアである馬場拓真さんです。文系学生も多く受講しているこの講座では、プログラミングの経験がない受講生も多いため、戸惑いがみられるかと思いましたが、馬場先生の丁寧な説明のおかげで、どの学生も課題をスムーズにクリアしていました。実際に自分がプログラミングした物が動くと「おー」という歓声があがり、初めてのプログラミング体験をとても楽しんでいるように見受けられました。

ローコード講座

ピクニックスタイル?ワークショップ

2つ目のワーク、「ストーリーボードの作成」は、普段の授業スタイルと異なり、受講者全員が地面に敷かれた紙の上に座って行いました。日野客員講師が考案したこの授業スタイルには、2つの狙いがあります。まず、グループワークやアイデア発想は机に向かってやるよりも体を動かしながら行うと良いアイデアが生まれやすいということ。次に、「授業は机に向かってやるものだ」という固定概念を壊すことで、受講生にもこの講座を通して発想の転換を意識して欲しいということです。実際、普段の授業と比較して、受講生は終始リラックスして臨んでいるように見え、グループワークでは受講生同士の会話がより活発に見られました。

私が最も印象的だったのは、通常であれば授業終了と同時に多くの学生が教室をすぐに去るのに対し、今回の授業では終了後も多くの学生が床に座ったままワークを続けていたことです。受講生がこの講座を楽しんでいる積極的な姿勢が見られ、運営側としても非常にうれしかったです。今後も、受講者が楽しみながら良いアイデアを次々と生み出せるような授業環境を作っていけるように工夫したいと思います。

    • ピクニックスタイル?ワークショップ
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